一般社団法人中国建設弘済会では、中国地方において、
地域の活動や住民の生活を支えてきた土木遺産について、
平成25年度から資料のとりまとめを行っています。
土木遺産の定義ついて、
公益社団法人土木学会では「現存する明治時代から昭和の初期につくられた生活基盤施設のこと」あるいは「歴史的に国土や地域に貢献した土木施設を我々共有の財産」と位置付けて土木遺産と呼んでいます。
当会のとりまとめた土木遺産は、創られた年代を厳密に限定せず、
今日も現存して当初の目的をそのまま果たし活用されている遺産、
現在ではその役割を終えたもののそのまま残されているもの、
歴史的に文化財として保存されているものなどを対象に広く取り扱っています。
土木遺産と呼ばれる施設の中には、
創られた当時の時代背景、地域産業や文化を感じさせるような材料、デザイン等が用いられているものも多く、
先人の技術や知恵、工夫や苦労が結晶し、
特別な存在として人々の心を惹きつける魅力を感じさせるものとなっています。
ここに紹介します施設のお近くを訪ねる機会がありましたら、
ぜひ足を運んでお立ち寄りいただき、当時を思い巡らせていただければ幸いです。
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